top of page

[ Contra Banda ]
Jyoji Sawada
Shinichiro Mochizuki
Takayoshi Baba
Kazumi Ikenaga
Yuka Kido

UKSL-0010

UKSL_0010_ContraBanda+.jpg

Director.Edit.Videographer: Kouhei Okada (Tanoshimina inc.)

タイトル:
[ Contra Banda ] / Jyoji Sawada
価格:¥2,200 (税込)
規格番号:UKSL - 0010
POS/JAN:

CD発売:2021月12月上旬予定
Tunes他デジタル配信:2021年10月上旬

1. Life is fleeting dream
2. Strange landscape
3. Sorane
4. Yukiakari
5. Contra Banda #1
6. Contra Banda #2
7. Monochrome

all compositioned by Jyoji Sawada

沢田穣治
Jyoji Sawada / ContraBass

望月慎一郎
Shinichiro Mochizuki / piano

馬場孝喜
Takayoshi Baba / guitar

池長一美
Kazumi Ikenaga / drums


special guest
城戸夕果
Yuka Kido / flute (tr03、 tr07)


produced by Jyoji Sawada (Unknown-Silence)

Rec at MOURI ART WORKS STUDIO [ MOURI ART WORKS STUDIO]
Recording. Mixing. Mastering Engineer by Takehiko Kamada
Art direction & Design: Tom Mizuta ( Hi-Fi Company Ltd. )

Photo 
front Jyoji Sawada 
inner 森谷博

Unknowan_silence_logo_ishi.png

沢田音楽に内包するジャズとの
出会いと別れと再会。

沢田穣治 ( Unknown Silence )

思い返せばはるか昔、大学時代に出会ったECMの音楽との出会いがベーシストとしては自分の出発だったように思えます。
実際いきなりあのサウンドを聴いたときの驚きとショックは計り知れない困惑と謎が渦巻きました。

その後80年代になり今回のアルバムにも参加しているドラマーでもある池長一美氏との出会いから内橋和久氏を紹介されすぐに意気投合、当時内橋さんが借りていたバラック小屋に楽器を持ちよってはリハーサルを重ねた記憶が未だ鮮明です。
 

実はこの内橋さんとの出会いが自身の音楽への意識が大きく変わった転機になりました。以後ずっと大切にしている事ですが自分の出したい音のイメージ、それを明確に美しく、繊細で、美しい音を奏でる。


若い時代に出会った特異なギタリストの素晴らしい音からの影響は図り知れないなと、彼との出会いにこの歳になって深く感謝です。音楽は表現の形だけではなく全て生かし合う共生こそ音楽の本質ではと確信として思いようになったのもこの時期でした。しかし発展途上(今でもです)ゆえ自然の音が全て役割を持った音楽なのではと思いつつも、まだまだ未熟な自分ではありましたがっ。

その後セッションを重ねるうちに次第にジャズの演奏に限らず即興、民族音楽、ブラジル音楽、実験音楽などベクトルが向き始めジャンルの垣根をなくしていく方向に行きかけた頃でしたか、アメリカから帰国したばかりのジャズピアニスト小曽根真氏とレギュラーで共演する機会を与えられたことが今後を左右した大切な出会いになったと思います。
それは次元の違う彼との演奏を重ねる中で完膚無きほどまでに自分には到達出来ないジャズの深さを教えられたことは自分の本来の役割を知る素晴らしい機会になったことは間違いありませんでした。


この頃から沢田自身の作り出すオリジナルな音楽への気持ちが大きくなりジャズという言葉が沢田音楽に内包されて行った時期でもありました。その頃ワールドミュージックという言葉が周知される前でしたが民族系打楽器など扱うアンテナショップ(リズマニア)を始める事になりその店に愛好家以外にも音楽家、クリエイター、評論家などが集まるようになりショーロクラブを結成する二人との出会いもこの店があったからからこそだったと思っています。

その後東京に居を移し深くブラジル音楽に関わる事になりましたが当初地道に活動する予定のショーロクラブのはずでしたがサウンドにECMを感じた当時のプロデユーサー小林哲氏によってメジャーデビューがかないショーロクラブの活動が沢田音楽のメインになった時期でもありました。

全ての音楽を内包するブラジル音楽、さらに深さを知り没頭し当時思い描いた繊細なサウンドをショーロクラブの活動の中で具現化して行くようになりました。
次第に作曲家、編曲家、プロデューサー、等等活動も広がっていくようになったのはやはり少年期に出会った現代音楽(バシェ音響彫刻)と共にECM特有のあのサウンドに秘めた本質を求める気持ちは無くしていないという事でした。
何十年かかりましたが自分の表現したいジャズというものが一巡りし、素晴らしい音楽家との出会いによって今回のアルバムを制作するに至りました。まずは新たなスタートに立ったかなとようやく思ったところです。

追記

演奏家としてもですが作曲家として活動できたのは世の中のすでに役割を持って生かされている音のタクティクスをまとめて行きたいとの思いが強かったのもあります。そう思う礎は少年期に出会った武満徹ワールドに帰するところがあります。

子供の頃から抱いていた死生観、哲学が脈々と息づいている音楽に少年期に出会え、そして素晴らしい音楽家に出逢えたことは人生の宝物であります。

Jyoji Sawada

Contrabass

Shin-ichiro Mochizuki

Piano

Takayoshi Baba

guitar

Kazumi Ikenaga

Drums

Yuka Kido

flute

Unknowan_silence_logo_HAMON.png
bottom of page