[ Trio 2019 ]
Shin-ichiro Mochizuki
Miroslav Vitous
Shinya Fukumori

UKSL-0009

UKSL_0009_trio2019+.jpg

タイトル:
[ Trio2019 ] / Shin-ichiro Mochizuki
価格:¥2,200 (税込)
規格番号:UKSL - 0009
POS/JAN:4525118092656

CD発売:2021月10月上旬予定
Tunes他デジタル配信:2021年9月上旬

1. Yukidoke         (Shin-ichiro Mochizuki)
2. From the Sky        (Shin-ichiro Mochizuki)
3. Alice            (Shin-ichiro Mochizuki)
4. Soil and Water        (Shin-ichiro Mochizuki)
5. Waltz for Debby     (Bill Evans)
6. The Third Destination    (Shinya Fukumori)

Produced by Shin-ichiro Mochizuki
A&R / Product Planning : Jyoji Sawada (Unknown  Silence)

望月慎一郎
Shin-ichiro Mochizuki / Piano

福盛進也
Shinya Fukumori / Drums

ミロスラフ・ヴィトウス
Miroslav Vitous / Contrabass

Produced by Shin-ichiro Mochizuki
A&R / Product Planning : Jyoji Sawada (Unknown  Silence)

Recorded at PICCOLO AUDIO WORKS
Recording & Mixing Engineer : Shinya Matsushita
Mastered at studio BOSCO ,Shiga
Mastering Engineer : Takashi Mori ( BOSCO MUSIC,Unknown Silence )

Photo by Yoko Mochizuki

Art direction & Design: Tom Mizuta ( Hi-Fi Company Ltd. )

Special Thanks

Acoustic technology assist for piano : Ryoji Nagata ( WELLFLOAT )

Unknowan_silence_logo_ishi.png

矛盾の共存

沢田穣治 ( Unknown Silence )

 “Trio 2019” がUnknown Silenceからリリースされます。当レーベルのコンセプトは沢田穣治プロデュースですが今回はプロダクト進行を担当させていただきましました。

 今更の告知、もちろん世の中では周知されていませんでしたが、沢田穣治がソングエクスのオーナー時に招聘されたミロスラフ・ヴィトウス氏と、同じ時期来日中の福盛進也氏と共に沢田が日本の逸材と評価してやまないピアニスト望月慎一郎との素晴らしいトリオでのアルバムを新しく京都で立ち上げたUnknown Silenceよりリリースする運びになりました。

 レコーディングは望月が古くから信頼を寄せているPICCOLO AUDIO WORKS松下真也氏が担当しました。マスタリングは自然に恵まれた琵琶湖畔の素晴らしい環境の中に位置するstudioBOSCO、そのハウスエンジニアである森崇氏によるもので録音のすばらしさをさらに引き立てています。
“Trio 2019” は読んで字のごとく2019年に録音された。

ピアノ Shin-ichiro Mochizuki (望月慎一郎)
コントラバス Miroslav Vitous
ドラム Shinya Fukumori (福盛進也)

この三人が集まる機会を得て作品が誕生した。楽曲はリーダーである望月慎一郎が主に楽曲を作曲している。望月の楽曲には、極端に空間芸術的な要素と、伝統的なジャズミュージックの要素が共存している。

強さとやさしさ
タイトであり柔軟
光と闇
陰と陽
静的であり動的
自然界の美と造形美
伝統と革新

 ​このように一見矛盾した要素を同時に表現し共存させることを目指した楽曲群を披露している。

 また、今回のトリオ作品では共演者のバックグラウンドを深く理解してプロデュースしようとする意図も強く、共演者のインプロヴァイザーとしてのカラーを存分に引き出している。
                                          

レコーディングにまつわるストーリー

望月慎一郎 著

 この年、ミロスラフは日本ツアーを行っていたのだが、なんとこの時の彼の来日は25年ぶりであって、日本のジャズファンにとっては特別な年であった。私は思い切ってミロスラフとコンタクトし、舌足らずな言葉と音楽で思いを綴る。 どういうわけか私は天下のミロスラフ・ヴィトウスとベストミュージックを作りだせる自信にあふれていた。

 それと同じタイミングで、ドイツで活躍中の福盛進也が日本帰国ツアーをしていた。この時点でもう他のドラマーの選択肢はなかった。私は過去のジャズイベントにて同じステージに立った福盛のサウンドが忘れられずにいた。再会を強く望んでいた。

 ところで、なぜ自分はミロスラフとベストミュージックを作り出せる自信を持ち合わせていたか?それは、自分が彼の音楽に育てられたような感覚があったから。
 彼の音楽の理解者になりたいと強く思っていたから。
さらに言えば、ミロスラフの音楽は私にとってターニングポイントだった。

 その昔、ジャズ“も”できるようになりたい、みたいな浅い考えのクラシック好きの少年がいた。その少年はジャズ”も”できるようになりたいから、いろいろなジャズを耳で聴いて覚えようとしてたくさんのCDをあさった。しかしながら、ミロスラフのリーダー作品“First meeting” や“Journey's End”に出会ったときに考えが変わってしまった。それまでクラシックが洗練された音楽で、ジャズ“も”面白い、などと思っていたことを恥ずかしく思った。作曲とはいったいなんなのか?即興演奏とはいったいなんなのか?考えさせられた。創作の理想形がジャズの作品から見つかってしまい、価値観が揺らいだ。

 そういうわけで、おかしな話だが今回のレコーディング作品は、まるで「MiroslavチルドレンによるMiroslavプロデュース」のような要素もある。とはいえこれまでの望月作品同様、ピアノ奏法のオリジナリティは強く健在。そして福盛の美しいサウンドが120%映えるであろうと確信して用意した楽曲群、じっくり聞いていただきたい。
                

Shin-ichiro Mochizuki (望月慎一郎) プロフィール

1980年、静岡県生まれ。幼少から音楽に触れ、6歳で曲を書きはじめた。13歳の頃には海外でも自作曲を披露し、既に作曲は日常のものとなっていくなかでジャズに出会い、以降は独学で研究を重ねている。
尊敬する宇宙飛行士らの影響を受けてエンジニアへの憧れもあったため音楽大学ではなく工学部へ進学し周囲を驚愕させたが、在籍時は放射線管理区域で実験を繰り返す毎日を送りながらも音楽創作活動を継続しヤマハ講師グレードも取得、音楽研究を片時も忘れなかった。
現在は長野県で半導体・電子部品等の開発技術者を生業としながら、欧州ジャズに近い演奏スタイルを取り入れ、独自の方法論を研究し自作曲の創作活動を精力的に続けている。

2017年、ピアノトリオによる大作アルバム「Visionary」(SONG X 047) をリリース。
2018年、橋爪亮督(sax)をフロントに向かえた「Another Vision」 (SONG X 054) をリリース。


 

Miroslav Vitous (ミロスラフ・ヴィトウス) プロフィール


6歳でバイオリンを弾き始め、10歳でピアノを弾き、14歳でコントラバスを弾くようになる。かのアントニン・ドヴォルザークも監督を務めたプラハ音楽院でF.ポスタに師事した。音楽院では、兄のアランとヤン・ハマーとトリオで演奏した。ボストンのバークリー音楽大学への奨学金を獲得した後、1966年に渡米。ニューヨークに移り、多くのジャズミュージシャンと共演する。ボブブルックマイヤー、チックコリア、マイルズデイビス、アートファーマー、スタンゲッツ、チャーリーマリアーノ、ハービーマンなど。
1970年に、ウェイン・ショーターとジョー・ザヴィヌルとともにグループウェザーリポートを結成。 3年後、ジョン・サーマン、ケニー・カークランド、ヨン・クリステンセンとともにミロスラフ・ヴィトウス・グループを結成。 1979年、ヴィトウスはボストンのニューイングランド音楽院のジャズ部門のディレクターに就任。
1982年、ヴィトウスはチック・コリアとロイ・ヘインズと再会し、世界をツアーを行う。ECMレーベルにて2枚のアルバムも制作。ピッツバーグ交響楽団とボストンのミュージック・オブ・ビバでの公演もこなしました。同年、ボストンのニューイングランド音楽院にて教育活動を開始し、1984年にはジャズ部門の会長に就任。1988年にヨーロッパに移る。コンサートパフォーマンスとともに多くのクリニックに注力している。未来の音楽のために自分の知識が受け継がれていくことを強く願っている。最近ではクリニックを各国で開催している。韓国、オランダ、サンタテレザ、サルデーニャ、イタリア、ビアリッツ、フランス、ウィーンなど。


 

Shinya Fukumori (福盛進也) プロフィール

独特で繊細なシンバルワーク、そしてメロディック且つリズミックなインタープレイで演奏を展開させるドイツで活躍中のドラマー。またダイナミクスの幅が広く詩情的なプレイを得意とする。
1984年1月5日、大阪市阿倍野区生まれ。15歳でドラムを始め、17歳の時に芸術高校にて音楽を学ぶために単身で渡米。その後、ブルックヘブンカレッジ、テキサス大学アーリントン校を経て、ボストンのバークリー音楽大学を卒業。
10年間のアメリカでの活動後、2013年に拠点をミュンヘンに移し欧州各国で活動を開始。繊細で巧みなドラム・プレイだけでなく、作曲家としても高い評価を得ている。2017年に自身のトリオで、ECMレーベルから日本人二人目となるリーダー・アルバム«For 2 Akis»を録音し、2018年2月に世界リリース。
現在、トリグヴェ・サイム(sax)、ウォルター・ラング(pf)との新たなトリオの他、リー・コニッツ(as)、フローリアン・ウェーバー(pf)、山下洋輔(pf)など様々なアーティストとの演奏活動、また日本では伊藤ゴロー(g)、佐藤浩一(pf)とのプロジェクト「land & quiet」などで活躍中。

Shin-ichiro Mochizuki

Piano

Miroslav Vitous

Contrabass

Shinya Fukumori

Drums

Unknowan_silence_logo_HAMON.png