[ Kahu Nu Suma ]

Machiko Takagi

UKSL-0008

タイトル:
[ Kahu Nu Suma ] / Machiko Takagi
価格:¥2,000 (税抜)
規格番号:UKSL - 0008
POS/JAN:0000000000000
CD発売:2020月6月00日
iTunes他デジタル配信予定:2020年9月23日

01  Awauta
02  Akanma-Shura
03  Kumoma
04  Tsundara-Kubayamakuitsu
05  Miruku
06  Hifumi Norito
07  Tsukunukaisha

- プロデュース、アレンジ 沢田穣治 (Unknown Silence)

- 録音 + ミックス + マスタリング at studio Bosco滋賀
 森崇(Bosco Music. Unknown Silence)

1,あわうた (古代神唄  作曲 髙木真知子 編曲 沢田穣治)
 唄 : 髙木真知子 ピアノ: 沢田穣治 パーカッション: 渡辺亮

2,赤馬節ーしゅうら節(八重山民謡)
 唄、三線 : 髙木真知子  コントラバス : 沢田穣治  パーカッション : 渡辺亮

3,小浜節 (八重山民謡)
 唄、三線 : 髙木真知子   コントラバス : 沢田穣治   パーカッション : 渡辺亮

4,つぃんだら節ー久場山越路節(八重山民謡)
 唄、三線 : 髙木真知子   コントラバス : 沢田穣治   パーカッション、ビリンバウ : 渡辺亮

5,弥勒節(八重山民謡)
 唄、三線 : 髙木真知子   コントラバス 三線 : 沢田穣治   パーカッション : 渡辺亮

6,ひふみ祝詞 (古代祝詞、 作曲 髙木真知子 編曲 沢田穣治)
 唄、三線 : 髙木真知子  ピアノ、コントラバス : 沢田穣治  パーカッション、カリンバ : 渡辺亮

7,月ぬ美しゃ(八重山民謡)
 唄 三線 : 髙木真知子


 

「Kahu Nu Suma 〜果報ぬ島〜」

2019年 11月

髙木真知子

 初めての八重山旅行で島唄に触れた時、源から解き放たれた様な安らぎを感じました。自然や生活の中に溶け込む様にある唄の数々は、島に暮らす人々にとって、水や空氣と同じ様に存在している様に感じます。
 わたしの石垣島の暮らしは、今年で10年目となります。以前はあたりまえに存在していた島の原風景が、ここ最近どんどん変わり続けています。そしてその一つ一つがとても貴重で、儚く、かけがえのないものだと強く感じる様になりました。「あわうた」や「ひふみ祝詞」をうたうようになったのは、そんな自然への敬意と感謝の想いを、うたとして表現したかったからかもしれません。
 この度、素晴らしいミュージシャン、エンジニアの方々のご協力のもと、島の風景を描いた様な音楽が生まれました。関わって下さった多くの方々のご縁、八重山の神々と自然、文化、その全ての繋がりに感謝致します。

1-Awauta
あわうた 


古代神唄  曲 髙木真知子 編曲 沢田穣治
唄: 髙木真知子 ピアノ: 沢田穣治     パーカッション: 渡辺亮

あかはまな
いきひにみうく 
ふぬむえけ
へねめおこほの 
もとろそよ
をてれせゑつる 
すゆんちり
しゐたらさやわ


・解説
「あわうた」は、日本最古の叙事詩・歴史書ともいわれる「ホツマツタヱ」の中に記された、48音からなる5・7調のうた。初めの「あ」と終わりの「わ」の二つの音の間に、森羅万象のすべてが含まれている。

2-Akanma-Shura
赤馬節ーしゅうら節(八重山民謡)


唄、三線 : 髙木真知子  コントラバス : 沢田穣治  パーカッション : 渡辺亮

いらさにしゃ今日ぬ日 
どぅきさにしゃ黄金日
 
我ん産でぃる今日だら 
羽生いるたきだら

〜しゅうら節
今日ぬ日ば 黄金日ば本ばしヨゥ
夜の七日 昼の七日祝いすヨゥ


・意味
なんとも素晴らしい、今日という日。
わたしは今日、生まれ変わり、
まるで背中に羽根が生えて羽ばたいて行けそうな、
そんな氣分です。
 
今日は黄金の日です。
夜の7日、昼間の7日、お祝いをいたしましょう。



・解説
八重山の代表的な祝い歌。
駿馬で有名であった赤馬の主に琉球王府からその馬を献上せよとのお達しがあり、我が子の様に可愛がっていた赤馬を献上したところ、首里に渡った、赤馬は手がつけられないほどの暴れ馬になってしまった。ところがその事を聞いて駆けつけた主の姿を見るが否や、赤馬は元の駿馬に戻る。その姿を見た琉球国王は怒るどころか感動し、主の元に赤馬を返し、主には昇格が与えられた。ここに収録された唄の詞は、その時の赤馬の主の喜びの思い。この曲全体では、駿馬の赤馬を讃え祝う歌詞から、主の喜び、琉球王朝への敬意と称賛へと続く。

3-Kumoma
小浜節 (八重山民謡)


唄、三線 : 髙木真知子   コントラバス : 沢田穣治   パーカッション : 渡辺亮

小浜てぃる島や果報ぬ島やりば
大嵩ばくさでぃ白浜前なし

大嵩に登てぃ押し下し見りば
稲粟ぬ稔り弥勒世果報

稲粟ぬ色や二十歳頃美童粒美らさあてぃど御初上ぎる


・意味
小浜という島は果報の島。
大嵩(小浜島で一番高い丘)を後ろに白浜が前に広がる。

大嵩に登って島を見渡すと
稲や粟の実りはとても豊かで弥勒世果報でございます。

稲や粟の色は二十歳頃の乙女の様です。
粒が美しく揃っているものから、初穂として神様に献上いたしましょう。



・解説
八重山を代表する名曲として知られ、豊作を祝う奉納芸能でも欠かせない曲。
「小浜」の発音は「くもーま」、または「くもう」「くまま」と発音される。

4-Tsundara-Kubayamakuitsu
つぃんだら節ー久場山越路節(八重山民謡)

 

唄、三線 : 髙木真知子   コントラバス : 沢田穣治   パーカッション : 渡辺亮

サー とぅばらまとぅ我んとぅやヨゥ スーリ
童からぬ遊びとぅら つぃんだら つぃんだらヨーかぬしゃまとぅ此りとぅやヨゥ スーリ
小さからぬむつぃりとぅら つぃんだら つぃんだらヨーサー 島とぅとぅみで思うだらヨゥ スーリ
村とぅとぅみで思うだら つぃんだら つぃんだらヨー沖縄からぬ御意思ぬヨゥ スーリ
美御前からぬ御指図ぬ つぃんだら つぃんだらヨー

サー島分かりでうふぁられヨゥ スーリ
村分かりでうふぁられ つぃんだら つぃんだらヨーうばたんがどぅけなりヨゥ スーリ
野底に分ぎられ つぃんだら つぃんだらヨー
〜久場山越路節黒島に居るけーや さふ島に居るけーや ハーリヌ つぃんだらヨゥ
かぬしゃまヨゥ島一づぃやりうり 村一づぃやりうりハーリヌ つぃんだらヨゥ かぬしゃまヨゥ



・意味
彼とわたしは幼い頃からの遊び友達でした。
彼女とわたしは、小さい頃から慣れ親しんだ仲でした
愛しいことよ、切ないことよ

島と共に一緒にいられると思っていました。
村と共に一緒にいられると思っていました。
沖縄からの御命令で 琉球王朝からの御指図で
愛しいことよ、切ないことよ

島を分けよと仰せられ、 村を分けよと、仰せられ
貴女が一人、酷い事に野底に引き離されました。
愛しいことよ、切ないことよ

黒島にいた頃は この島にいた頃は
島は一つ、村は一つと思っていました。
愛しい貴女よ。


・解説
琉球政府によって黒島より石垣島の野底へ新村を作るために強制移住させらた女性、マーペの悲恋歌。マーペと恋仲であった青年、カナムイとの想いが綴られている。「つぃんだら」の意味は、愛おしい、哀しい、憐れだ、切ない、そんな想いが全て含まれている。野底岳が「マーペ」と呼ばれるのはこの物語からの由縁。

5-Miruku
弥勒節(八重山民謡)


唄、三線 : 髙木真知子   コントラバス 三線 : 沢田穣治   パーカッション ビリンバウ: 渡辺亮

大国ぬ弥勒 我島にいもち 
うかきぶせみしょうり 島ぬ主 島ぬ主弥勒世やいもち 遊ばばん遊び
踊らばん踊るぃ 御免しでむぬ 御免しでむぬ


・意味
大国の弥勒様が 我島にいらしゃいました。
お治めください 島の護り神様

弥勒の世が来ました。 遊び、踊りましょう。
御許しがでました。

・解説
八重山の島々で祭祀の際、参加者全員で唄われる弥勒(ミルク)神様降臨の曲。「大国」とは、海の向こうにある立派な国という意味。途方もない年月をかけて辿り着いた、現在に至るまでの人と文化の流れを感じさせる曲。

6-Hifumi Norito
ひふみ祝詞 (古代祝詞、 作曲 髙木真知子 編曲 沢田穣治)


唄、三線 : 髙木真知子  ピアノ、コントラバス : 沢田穣治  パーカッション、カリンバ : 渡辺亮

ひふみ よいむなや こともちろらね
しきる ゆゐつわぬ そをたはくめか
うおえ にさりへて のますあせゑ ほれけ


解説
日本の古代祝詞。唱えるだけでその場所を調整、浄化する力を持っていると言われている。島の自然のエネルギーから生まれたメロディと共に。

7-Tsukunukaisha
月ぬ美しゃ(八重山民謡)


唄、三線 : 髙木真知子

予定曲を全て収録した後に、オマケとして1テイクで録った、月夜の子守唄。
3番の歌詞の「月ぬ夜」というところを、うっかり「大月ぬ夜」と唄っている!
「あれほどの大きな月の夜ですから、みんなで遊びましょう!」

Machiko Takagi

Vocal,Sanshin

Jyoji Sawada

ContraBass,Piano

Ryo Watanabe

Percussions

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Top image : Takashi Mori